第2章 / RINGS

環 ― 素因数分解の世界

この章で解く謎整数の素因数分解はただ1通りなのに、6=2×3=(1+√−5)(1−√−5) となる世界がある。

足し算・引き算・掛け算ができる数の世界(環)をつくり、素因数分解がただ1通りになる仕組みを突き止める。どんな素数が2つの平方数の和になるかを証明し、こわれた素因数分解をイデアルで修理する。

ステージを選ぼう!

STAGE1 から順番にクリアしよう(前のステージをクリアすると次が解放されます)

1
環とは⏱ 約20分
2つの謎と数の世界

5=1²+2² なのに 3 や 7 は平方数の和にならない。6 が2通りに分解される世界もある。2つの謎を解く舞台「環」を作る。

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2
ノルム⏱ 約20分
単数と既約元

掛けて 1 になる数と、これ以上分けられない数。ノルムというものさしで、素数が平方数の和になる謎を「分けられるか」の問題に言いかえる。

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3
素因数分解の一意性と素元⏱ 約20分
「ただ1通り」の正体

「素因数分解はただ1通り」は、正確には何を言っているのか。それを支えていたのは、素数がもつ1つの性質だった。

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4
ユークリッドの互除法とガウス整数⏱ 約20分
余りのある割り算

小学校で習う「余りのある割り算」が、素因数分解がただ1通りである理由だった。mod p の逆数や RSA の鍵も、同じ計算で求まる。

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5
フェルマーの2平方定理とウィルソ⏱ 約20分
2つの平方数の和

4 で割って 1 余る素数は、必ず2つの平方数の和になる。逆元のペアとガウス整数の一意性で、フェルマーの主張を証明する。

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6
a+b√−5 で素因数分解が1通⏱ 約20分
こわれた素因数分解

余りのある割り算ができない世界 a+b√−5 では、6=2×3=(1+√−5)(1−√−5)。2 は分けられないのに素元ではない。

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7
イデアルとは⏱ 約20分
数の代わりに倍数の集まり

最大公約数にあたる数がない世界でも、「倍数の集まり」なら作れる。クンマーとデデキントの見えない部品、イデアルの正体。

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8
イデアルの積とデデキントの定理⏱ 約20分
部品の掛け算

6=2×3=(1+√−5)(1−√−5) は、同じ4つの部品 A·A·B·C の組み替えだった。イデアルの掛け算で素因数分解を修理する。

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